rogo.jpg

Work in Progress

森の向こうに聖なる異界の佇まいをみずみずしいストロークで捉える林亨、往還する生活の痕跡をミニマルなカラーフィールドに重ねる末次弘明、それ自体がキャンバスの目のような矩形紋を織りなすカラフルなラインひとつひとつに淡々と持続する生の息吹を込める大井敏恭。これまでのワーク・イン・プログレスの活動を振り返ってみると、メディウム(素材)への意識が強く存在してきた。「造形芸術とは何か」というときに、絵画の「地」のありようとその成り立ちへとより深く傾倒してゆくことがひとつの態度となっていた。しばしば疑いの形をとって現れてきたメディウムへの問いかけは、そこに描かれたものが現代絵画であることを担保してきた側面もある。一方、大西洋の絵画作品には、森を眺めながらそのなかの木が図として見出されるような感覚がある。川上りえの作品は、触れられる高さまでが触覚の領域にあり、作品はその先の視覚の領域に遠く枝葉を広げ、ふたつの領域に存在していることを思い起こさせる。その彫刻の磐座は、軽やかな風へ近づいて、目にも手にも触れられない穴=図の向こうに景を宿す。山下圭介は、楠を彫り、その材が一層一層と重ねてきた年輪の奥に隠されたみずからの彫刻した過去の鑿(のみ)の痕跡へ至ることで、彫刻という複合的な時空の洞穴のうちに存在するヒトと素材との関係性を探ろうとする。今ここにおいて、彩なされる枠組みはまた新たな問いを私たちに投げかけている。
(text:塚崎美歩)

 
 
作品展鑑賞(事前予約制)
今回の展覧会は事前予約制で、土曜日と日曜日の13時から18時までの鑑賞のみとなります。申し込みページから予約して下さい。 2名のメンバーがギャラリーに在廊しております。 担当者:13日(土) 林・山下 14日(日) 山崎・林 20日(土) 川上・大井 21日(日) 末次・大西 27日(土) 全員 28日(日) 大西・山下 ・入場無料 ・駐車場はありません
3月13日(土)14日(日)20日(土)21日(日)27日(土)28日(日)6日間公開
北翔大学札幌円山キャンパス,
札幌市中央区中央区南1条西22丁目1-1
 

関連イベント

  • トークセッション(市民講座)
    3月27日(土)
    北翔大学札幌円山キャンパス
    3月27日 15:00 – 16:30
    北翔大学札幌円山キャンパス, 札幌市中央区中央区南1条西22丁目1-1
    「芸術と心理学の接点」をテーマに、メンバーと北翔大学心理カウンセリング学科教員の飯田昭人先生、そして鑑賞者の皆さんと対話します。 (・入場無料 ・駐車場はありません)
  • 鑑賞ワークショップ(市民講座)
    3月27日(土)
    北翔大学札幌円山キャンパス
    3月27日 13:30 – 15:00
    北翔大学札幌円山キャンパス, 日本、〒064-0801 北海道札幌市中央区南1条西22丁目1−1
    誰と見るかによって作品の見え方が違って見える。出品作家と一緒に鑑賞トークをしましょう。定員15名です。 (・入場無料 ・駐車場はありません)
 

感染予防対策のお願い

展覧会鑑賞及びイベント参加の際は以下の事項についてご協力をお願い申し上げます。

  • 必ず事前申込をして参加して下さい。

  • マスク着用、事前検温、手指消毒をお願いします。

  • 会場では密を避けソーシャルディスタンスを保って下さい。

  • 会場は換気のため室温が低いことをご了承下さい。

  • 発熱がある方や体調が悪い方は参加をお断りする場合があります。ご了承下さい。

 

お問合せ

フィギュールの森についてのお問い合わせは、フォームよりご連絡ください。

江別市文京台23番地

電話:011-386-8011(北翔大学芸術学科 林)

送信が完了しました。