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大井敏恭作品

​最近の作品

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「An Enigma, 12月のある日に」

2019年
アクリル キャンヴァス
120 x 140 cm

アクリル キャンヴァス
120 x 140 cm

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「夏」

2019年

アクリル キャンヴァス

120 x 120 cm

アクリル キャンヴァス
120 x 120 cm

雨音.jpeg

「IS IT THE SOUND OF RAIN / 雨音」

2020年
アクリル、キャンヴァス
140cm x 140cm

アクリル、キャンヴァス
140cm x 140cm

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「IS IT THE SOUND OF RAIN / 雨音」
ラズベリーの実る頃

2020年
アクリル、キャンヴァス
140cm x140cm

アクリル、キャンヴァス
140cm x140cm

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スタジオ風景

2020年

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スタジオ風景

2020年

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​スタジオ風景

2020年

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スタジオ風景

2020年

「Etude 4 in Line and Color /  Myself」 アクリル、キャンヴァス 200cm x 160cm   2021年

「Etude 3 in Line and Color /  July」

2021年
アクリル、キャンヴァス
200cm x 160cm

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「Etude 4 in Line and Color /  Myself」

2021年
アクリル、キャンヴァス
200cm x 160cm

Etude 5-2.jpeg

「 Etude 5 in Line and Color /  Nocturne 」

2021年
アクリル、キャンヴァス
200 cm x 160 cm

無駄書.jpeg

「無駄書」

2022年
アクリル キャンヴァス
120 cm x 120 cm

未だ無題.jpeg

「未だ無題」

2022年
アクリル キャンヴァス
83cm x 83cm

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「無駄書き、無駄描き#5」

クリル キャンヴァス
156cm x 156cm x 5cm

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Bagatelle   端唄#8」

アクリル キャンヴァス
210cm x 170cm x 5cm  2023年

ここに展覧会の詳細を入力しましょう。展示会のテーマや概要、場所、アーティストの情報などを入力してください。画像や動画を追加して、さらにサイト訪問者を引きつけましょう。

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「Bagatelle   端唄#7」

アクリル キャンヴァス
160cm x 160cm x 5cm 2023年

崩壊の不安を解消するように「Bagatelle   端唄#7」と「Bagatelle   端唄#8」は垂直と水平、重力と平衡する方向に幅広のブラッシュで太い線を使い、柱と梁を建築物のように堅固に固定する。

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「無駄書き、無駄描き#6」

アクリル キャンヴァス
170cm x 210cm x 5cm 2023年

この絵には中心がない、頭の屋根裏部屋に長い間置かれていた諸々のものたちが、気ままに現れ、過去、現在、未来もなくキャンヴァスに散開。僕が泳いでいるのは永遠の現在の流れのようにも思う、泳ぎきるには体力が必要だ。流れは騒がしく沢山の事態が進行、底は浅くは無いようだが、薄暗く良く見通せないのだ。何ヶ月も荒野を歩き続けて、随分遠くまでやってきたはずが、いつの間にか以前見知った風景や物語に出くわすような?抽象的フォルムはそれ自身を言及、再現的なイメージは物語を、これらが混在し何が起こっているんだろうか?

「An Enigma」

acrylic mica and sand on canvas     60cm x 60cmx4cm  2023年春

2006年に手がけた幾つかの二重螺旋の一つが時間をかい潜って2023年の春に不思議な絵になって蘇った。当時、海辺の砂や鉄粉やら雲母を含んだ砂を使って浮き彫り状態の螺旋を描いて下地として作ったもので、何度も絵の具を落とし込んだが全く気に入らず、努力すればするほど醜悪になり、壁の隅で見向かれもせず埃を被って忘れられていたのだ。23年の春に、制作中の大型作品の一部のイメージを特段理由もなく独立させて見たくなった、しかも発想のイメージが消える前に急いで!この汚れたキャンヴァスを洗い人影を真ん中に、上から絵の具を垂らした。17年もの長い沈黙から3日ほどで姿を現した、一体誰なのか?

「無駄描き#7  スケッチブック」

acrylic and pastel on canvas 170cm x 210cm x 5cm  2024年2月

スタジオの壁に白いキャンヴァス、タブララーサだ。新しい船出。僕の知り合いは、なんとも勇ましく7つの海への出発を描いた。
自分もそれらしく、向かうのはテラコグニータ、未知の大陸だ。
2023年3月にこの”未知の大陸”に踏み込んでから7ヶ月、すでに10月中旬だ。空もかなりおかしい、雨を帯びた巨大な雲が呪われたように黒く低く渦巻いて、頭上を狂ったような速さで舞いながら東や北に向かうのだ。何かに阻まれて前に進めない。
描いては気に入らず、消しては(消痕は残るが)また描いて、次第に白い空間は煮え切らない者達で混み合って、実験的であるのかないのか、この試みは完全に失敗に終わりそうな、この大陸で方向を見失い、行き倒れになるような気分だ。

* 僕の頭の屋根裏部屋に中に長い間住んでいたホミンキュラ、”is anyone home?” 返事はない、もう誰もいないのか?
* 壺の中で誰かが水の中を彷徨っている。
* 飛行機は幾度も幾度も描き直されて、とうとう輝く満月の夜に離陸した。わずかに全体が揺れ動いた。
* 古い街、ビルの谷間の長い細い路地の向こうから歌が聞こえる、オペラの一節、(眠ってはいけない!目を覚ませ!)力強い声はホームレスのテントと汚れたビルの壁を揺さぶりその隙間に区切られた細長い青い空に昇って行った。目の前が涙で歪んだ。
* サンフランシスコのダウンタウンの旧式の建物、それでも20階以上あるだろうか、旧式のエレヴェーターでガタゴト喘ぎながら高所に昇ってゆくのは不安だ。この古い高層ビルを木の空き箱で何棟も作ったのだ、僕の下町の不動産、見るたびにそのオンボロさや怖さを、日当たりの悪い周辺の路地にいるホームレス達を思い出す。なんとか生き延びるのだ。散々迷った挙句ダウンタウンの建物をキャンバスの別の位置に移築することにした。
* フォートメイソンにある危なかしい埠頭の先端から5-6m真下に覗き込んだ海は穏やかな日にも関わらず、生き物の呼吸のように大きく上下して波が次第に大きくなってきた。目の前をライフジャケットを着た男が小さく頼りない木のボートを漕いでゆく、その向こう、湾の中ほど、白帆のセールボート、岩山のように巨大な貨物船やタンカーが音もなく行きかっている。

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